つながる子どもたちの成長

News

お知らせ

つながる子どもたちの成長

 小学校の夏休みを利用して、卒園した小学生のお兄さん・お姉さんが、園のお手伝いを兼ねて遊びに来てくれました。

 久しぶりに会う保育者やお友達との再会を喜びながら、小さい子どもたちに自分から声をかけ、一緒に遊んだり、お世話をしたりする姿はとても頼もしいものでした。

 以前は自分が先生に手伝ってもらっていた子どもたちが、今では小さい子を気にかけ、自分から行動している。その姿に、私たち保育者も大きな成長を感じました。

 

 また、自分で一日の予定を考え、「この時間に宿題をやろう」と計画を立てて取り組む姿にも感動しました。遊ぶことだけでなく、自分のやるべきことを自分で考え、行動する姿。

 その姿を目の前で見た子どもたち、特に年長のみんなにとって、「小学生ってかっこいい」「自分もこんなふうになりたい」という憧れを、より一層強くしたようです。

 子どもは、身近な誰かの姿を見て、「自分もこうなりたい」とあこがれの気持ちを持つことは、成長のきっかけとしてとても大切なことです。

 卒園した子どもたちの今の姿が、在園児にとって未来の自分の姿となっていく…そんな成長のつながりを感じることができました。

 

 また先日、今回お手伝いに来る予定のなかった4年生の子どもたちが、友だちとの待ち合わせまでの少し空いた時間に、「近くに来たから」と園に立ち寄ってくれました。

 特別な用事があるわけでもなく、保育者たちと少しおしゃべりをして帰っていっただけでした。

しかし、その何気ない時間が、私たちにはとても嬉しいものでした。卒園してからも、ふと思い出して「ちょっと寄ってみよう」と思ってもらえる…そこには、園が子どもたちにとって安心できる場所の一つとして残っていることを感じます。

 また、成長した子どもたちが私たち保育者を、いつまでも「先生」としてだけではなく、対等に話せる一人の人間として感じてくれているように思えたことも嬉しいことでした。

 

 大人になると、「お近くにお寄りの際は、ぜひお立ち寄りください」という言葉を社交辞令として使うこともあります。でも、卒園した子どもたちが、本当に「近くに寄ったから」と会いに来てくれる…そんな関係を築けていることは、私たち保育者にとって本当に幸せなことです。

 

 保育園での生活は卒園で一区切りとなりますが、子どもたちの成長はそこで終わるものではありません。保育園から小学校へ、その先へと続く子どもたちの歩みを、これからもつないでいきたいと思います。そして、在園児にとっても卒園児にとっても、「またここに来たい」と思える、心の拠り所のひとつであり続けられたらと思います。

 

フロンティアキッズ上馬

施設長 伊藤由子