数と出会う

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数と出会う

 フロンティアキッズの保育室にずらりと並ぶモンテッソーリの教具。その分野の一つに「算数教育」があります。

 これまで「つむと箱」や「算数棒」、「100並べ」、「金ビーズ」などのモンテッソーリ教具を通して、子どもたちは様々なアプローチで数に触れてきました。昨年度の年長児では「連続数」の活動が盛り上がり、1から書き連ねた数字が8000を超える子もいました。中には、両手で抱え込まないと持てないほど大きくなったロール紙を「学童に持っていって10000まで続けたい!」と意気込んで卒園していった子もいます。その影響もあってか、今年度の年長児たちも熱心に連続数の活動を楽しんでいます。卒園までにどこまで数が伸びていくのか、今から楽しみです。

 

 様々な活動を通して数の魅力に気付いた子どもたち。ここで少し視野を広げ、外の世界に目を向けてみると、自然の中にもたくさんの「数」を見つけることができ、さらに興味が広がっていくかもしれません。

 例えば、保育園の玄関に置いてあるカマキリの卵(卵のう)。そこからは100〜300匹もの幼虫が孵化すると言われています。

カマキリといえば、大きな前脚(カマ)やギョロっとした大きな目が特徴的ですね。実はカマキリの目は全部で5つあります。大きな複眼が2つ、さらに額には小さな単眼が3つあります。この3つの単眼は三角形に配置されており、光の方向や明るさの変化を感じ取るのに役立っているようです。

 実は、この「5つの目」の仕組みはハチやトンボ、バッタ、アリなど他の多くの昆虫にも見られます。

 

 

 今度は海の世界にも目を向けてみましょう。

マンボウは一度にたくさんの卵を産むことで有名です。卵巣には約3億個もの卵を持っており、これを数千万個ずつ何回かに分けて産卵すると考えられています。

 タコやイカの足の数は子どもたちもなじみがありますね。(ちなみに、タコやイカの「足」は、生物学上は「腕」と表現されることが多いようです。)イカの10本の腕のうち2本は「触腕」と呼ばれ、他の8本とは役割や構造が異なります。このことは「10は2と8に分けられるね」と”10の分解”に触れるきっかけにもなりそうです。

 

 タコの心臓の数はどうでしょうか。タコには全身の血液を循環させる主心臓が1つと、エラに血液を送り、酸素を取り込む鰓(えら)心臓が2つ、あわせて3つの心臓があります。更に、脳(のような働きをするもの)は9つもあります。中央の脳に加え、8本の腕それぞれに脳のような神経節があるのです。これは、胴の1個と腕の8個を合わせて9個…と足し算に触れる機会にもつながりそうです。

 

 マダコの幼体は、腕1本あたりに吸盤が3個ほどしかありません。しかし成長すると、1本の腕に200個以上の吸盤を持つようになります。

腕1本に3個の吸盤、タコの腕は8本だから、幼体の吸盤の数は3が8つで…と掛け算の原理に触れるきっかけになるかもしれません。

 

 子どもたちが日々の生活や自然の中で「数」と出会い、その面白さや不思議さに心を動かす姿を大切に見守りたいと思います。

 

フロンティアキッズ新宿

施設長 石田 拓也