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「常識にとらわれない子育て法」

2020年 2月

 2020年が始まり1ヵ月が経ちました。2月はインフルエンザ等がまだまだ流行る時期でもあります。インフルエンザや胃腸炎など感染症の予防に、細心の注意をはらいながら、ウィルスに負けずに元気に過ごしていきましょう。
 
 先日、テレビを見ていたところ、アグネスチャンさんの子育て法が紹介されていました。ご存知の方も多いかと思いますが、アグネスさんは香港生まれで1972年「ひなげしの花」で日本歌手デビューされた方です。アグネスさんのその後は私も存じ上げておりませんでしたが、上智大学国際学部を経て、カナダのトロント大学(社会児童心理学)を卒業。1989年米国スタンフォード大学教育学部博士課程に留学し、1994年に教育学博士号(Ph.D.)を取得されたそうです。
 
 そんなアグネスさんには3人の息子さんがおり、その3人ともが米国スタンフォード大学に合格し話題となりました。番組では子育て中に大切にしていたこととして以下の3点が紹介されていました。
 
①子どもの「なぜ」を大切にする
 
②刺激的な環境を用意する
 
③子どもへの愛を伝える
 
 ①は子どもが「なぜ〇〇なの?」などと質問してきた時には料理中などどんなに忙しい時でも一旦手を止めて、子どもに教えてあげたり、一緒に考えてあげていたそうです。子どもの学ぶ意欲を絶対に摘まないことが大切であるとおっしゃっていました。
 
 ②は単調な毎日ではなく、刺激的な毎日を過ごさせることが大切ということです。刺激的な環境を提供するために、毎日食事する場所を庭や階段などに変えたり、毎日通る駅から家までの帰り道で、「○色のレンガしか踏んじゃいけない」というゲームをしたり、平日でも学校を休んで家族旅行に出かけるなどしていたそうです。その刺激的な毎日こそが脳のシナプスを増やし、これからの未来を楽しめる子どもに育てることができるということです。

 ③はいいところも悪いところもすべてひっくるめて認めてあげて、愛される価値のある人間であることを、毎日声に出して伝えてあげることが重要ということです。子どもに愛を伝えることによって子どもの「自己肯定感」が育まれ、何事にも前向きに取り組める子どもになるということです。
 
 たまたま見ていたテレビ番組でしたが大いに学びがありました。日本の子育ての常識から逸脱している部分もあるかと思いますが、これからグローバルで変化の多い未来を生きていく子どもたちには必要な教育法だと感じました。
 
フロンティアキッズ加賀町 連携推進者
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