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「打ち込む」

2021年10月

 暑い夏も過ぎ去り、店先には秋の味覚である「栗」や「梨」「いちじく」、また桔梗やススキ、コスモスなどの花が花屋さんに並び、通りすがりに金木犀の香りが漂ってくるなど秋を感じることが多くなりました。保育園の子ども達も毎日の散歩で秋の虫を見つけたり、木の実を拾ってきたりと秋の自然を楽しんでいるようです。

 さて、暑かった夏といえば、今年は一年遅れのオリンピックが開催されていました。先月 はオリンピックに関してのコメントでしたが、今回はその後に開催されたパラリンピックについて記してみたいと思います。

 ご覧になりましたか。私はオリンピックよりこちらに感動したことが多かったです。両腕がない方が足の力で泳ぎ切ってメダルを獲得したり、車いすで激しいぶつかり合いを繰り返しながらゴールにボールを入れ点を獲得、義足で走り幅跳びや棒高跳びで高い点数を取る等々・・・身体に障害のある方たちの競技は見ていて感心するとともに、そこに至るまでの、健常者にはわからないであろうたゆまぬ努力や苦労を同時に見せられた思いです。見ているうちにグッときてしまい、最後まで注視できなかったこともあります。

 車いすで激しいぶつかり合いをした「車いすラグビー」の池崎選手は、転んでも起き上がるこの競技に対して、「メッセージ性の強い競技」と言っています。「七転び八起き」という言葉がありますが、転んでも最後まであきらめずにやり抜く姿はそうかもしれません。「常に挑戦者でいてほしい。夢を持っているなら、どんな困難にも立ち向かっていく強い心を持ち、倒れてもあきらめずに向かってほしい」と彼は話していますが、これは障害のあるなしに関わらずこれからの人生を歩んでいく子ども達にメッセージとして残してあげたい言葉ですね。

 また、こんな言葉も耳にしたことがあります。自分の好きな仕事に打ち込んでいる方が話していたことですが、「自分の仕事に愛情と情熱を持つこと、そして持続するすること」。パラリンピックで活躍した方達の心の中にもこのような気持ちが常にあるのでしょうね。 選手だけでなく、私達も仕事していく上では上記のようなことを常に持ち続けていくことが楽しく仕事をしていく上では必要なのでしょうね。

フロンティアキッズ上町 施設長 田原 彰子 

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