毎日暑い日が続いておりますが、皆さまお元気でお過ごしでしょうか?
今日は、久しぶりの雨で、ちょっと涼しいですね。
明日は、台風が接近すると言われておりますので、どうぞお気を付けください。
さて、モンテッソーリ活動は、大きい子だけのもの、と思われがちですが、
決してそうではありません。
もう生まれた時から、活動は始まっているのです。
誕生と同時にその子独自の発達のプログラムとスケジュールを以って、
内なるTeacherが敏感期に合わせて、
「さあ、今からあなたはこの作業をたくさん行うのよ!」と指示し、
自分で自分の身体つくりを行うのです。
モンテッソーリ活動は、環境のすべてがお仕事の教具なのです。
ですから、0歳児の赤ちゃんも、毎日、お仕事してますよ。
今日は、赤ちゃんたちのお仕事の様子をご紹介致します。
手のひら全体を使ってものをつかむことができるようになり、
今度は、指先で少し小さいものを引っ張ることが面白くなってきました。
ひもやゴムについている大きなビーズを一生懸命つかんで引っ張っています。
力もだんだん強くなってきましたよ。
小さなお友達は、うつ伏せ遊びがだんだん上手になってきました。
うつ伏せで周りを眺めながら、背筋、腹筋、腕の力、全身の力を鍛えています。
前にある玩具にも手を伸ばして、一生懸命全身の筋肉を鍛えています。
お名前を呼ぶと
満面の笑みで、答えてくれます。
可愛いですね。
手足が自由に思い切り動かせるように、周りを広々と、
そして裸足で軽々とさせてあげるとよいですね。
穴の中に入れたり、出したりすることが大好きな時期です。
この活動は、しばらく続きます。
最初は、大きな穴に大きなものから始まり、
だんだん、小さな穴に小さいものを落とすようになります。
「中に何が入ってるのかな?」という感じで、のぞき込んでいる様子はかわいいですね。
これは、玉落しです。
玉を手のひらで力いっぱい押して穴に入れると、
コロコロ転がって最後は「ちりん♪」と音がなります。
玉が坂を転がっていく様子がとても楽しいのです。
玉を追うという視覚的要素も含みながら、
バランスよくお座りができないとこのお仕事は難しいので、
手の力や身体のバランスも養われています。
端にマジックテープがついていて、長く繋げることができるお仕事ですが、
まだその前段階です。
ふわふわ柔らかいので、握って上下左右に振り回しています。
ちょうどつかみやすい太さと柔らかさです。
万が一当たっても柔らかいので怪我はしません。
腕全体で思い切り振って、棒がしなるのが面白いのでしょう。
腕の筋肉や全身のバランス感覚を養っています。
運動、感覚の敏感期は生まれた時から6歳くらいまでずっとピークです。
たくさんお仕事をして、しっかり身体つくりをしていきましょうね。