今日は、0歳児クラスの高月齢のお友達のお仕事の様子をご紹介致します。
3学期にもなりますと、0歳児さんのお友達はほとんど1歳のお誕生日を迎えております。
年齢的には、1歳さんですね。
0歳児さんの成長はとても早くて、環境設定が追い付けないほどです。
自分の意志で、自由に身体を動かせるようになり、手でいろいろなものを掴めるようになったので、至る所のものを持ち運んでおります。
ちょっと目を離したすきに「あらら・・・たいへん!」という状況だらけですね。
でも、きゃきゃっ!と嬉しそうにはしゃいで、楽しそうな姿を見ているととても微笑ましいです。
お仕事へもみんなとても積極的です。
保育園では、子ども達の手の届くところにあるものは全てお仕事として活動できるように棚にセッティングしてあるので、みんなどんどん好きなものを持って来て、一生懸命取り組んでいます。
フェルトのボールをタッパの穴の中に入れています。
「入れる」お仕事
ちゃんとタッパが動かないように片手で抑え、もう片方の手でボールを入れていますね。
動かないように押さえておかないといけないということを自分で経験して学習しましたね。
大成功!!「やった~!」
思い通りに出来たので、嬉しさを全身で表現しています。
こちらはストローを入れています。
「入れる」お仕事
3本指を器用に使って細長いストローをつまんでいますね。
ストローの先を穴に命中させるということもとても集中力が必要な作業です。
ちょっと入ったから「できた」と思って指を離すとストローは外側へ倒れて中には入りません。
ちゃんとしっかり半分以上は入れないと筒の中には入っていきません。
フェルトのボールを入れる作業とストローを入れる作業は、少しだけポイントが変わります。
一生懸命ですね!
こちらのお仕事は、「容器の開閉」です。
手のひら全体で容器の蓋と入れ物を持ち、手首を動かして蓋を開けます。
最初は、なかなか思うようにいきません。
同じ方向に回したり、引っ張ってみたり・・・
いろいろ試しているうちに・・・・・
「できた!!」
開きました!!
自分でもちょっとびっくりした様子でした。
可愛かったです♡
こちらも穴に入れるお仕事です。
先生が用意していたものでは面白くないようで、自分で、入れるものをいろいろなところから探して持って来ています。
「玉転がし(トラッカー)の玉を今度は入れてみよう!」
「入った!!」
こうして、これは入るかな?これは大きすぎた。等、実体験を通して、
自分で考え、実験し、空間認識能力を養っています。
指先を使う活動は、運動面だけではなく、数学的思考力も鍛えているのですね!
こちらは、1歳児クラスさんのお仕事です。
1歳児クラスさんも今の時期は年齢的にはほとんどのお子様が2歳のお誕生日を迎えております。
もう鋏も上手に使えますよ!
切る場所を自分で決めて、一生懸命に鋏を扱っています。
目が真剣!!
はさみは、つい危ないからと触らせないようにしがちですね。ですが、最初にきちんと正しい使い方を見せて、集中できる静かな環境を整えてあげれば、小さい子でも丁寧に正しく使うことが出来ます。
間違った使い方をすると、危ない、怪我をするということも実体験から学んでいきます。
失敗は、小さいうちに、小さな失敗を重ね、学習し、身について行きます。
実体験をたくさんした子どもは、想像力も豊かになるので、命に関わるような危ない事は、想像してわかるので、やりません。
0~6歳までの吸収精神の時期の敏感期は、もう二度とやってきません。
今を大切に、たくさんの実体験をさせてあげたいですね。
※ 吸収精神とは、環境にあるもの全てを丸ごと身体に吸収する心です。
血肉になると言われています。写真を撮るかのようにまったくそのまま。
良いものも悪いものも吸収してしまうのです。その時期が、0~6歳です。