6月2日(土)今年度初の育児講座がありました。
第1回目は、「親子でクッキング!」
五平餅を作ろう!
モンテッソーリ教育でもクッキングのお仕事があります。
ここ、フロンティアキッズ河田町は、0~2歳児までの保育園ですので、
秋~冬頃、2学期の終わりから3学期にコスモスクラス(2歳児)でクッキングを取り入れております。
今の時期は、食育として、様々な食材、主に野菜を使って、触れたり、匂いを嗅いだり、
千切れるものなら手でちぎったり、皮を剥いたりして、料理への関わりを持ち、
食への関心、命の大切さを伝えております。
今回の育児講座のクッキングは、「五平餅を作ろう!」でした。
五平餅は、子ども達に大人気のおやつです。
部分的には、2歳前後でも十分、お料理に関わることが出来ます。
例えば、ごますりです。
ごますりは、毎日のお仕事の時間にも行っております。
胡麻をするという活動1つでもたくさんの心身を作る為の仕事が含まれておりますよ。
例えば、すり鉢を押さえ、すりこぎで胡麻をするということにも、力の入れ加減が必要となります。
手首、指先の洗練さも鍛えられます。
また、胡麻をすると胡麻の良い匂いが漂ってきます。
良い香りが漂うまでは、胡麻を細かくすらないといけないですね。
根気と集中力が鍛えられます。
嗅覚も洗練されます。
そして、最後は、それを食べることで、味覚も養われます。
胡麻だけでは食べることはありませんが、胡麻があるかないかで味が大きくかわってきますよね。
味付けのポイントですね。
嗅覚、味覚、触覚、
すりこぎですることで胡麻がだんだん小さく細かくなっていく様子を楽しむ視覚、
胡麻をする音を聞くことで心が落ち着き、聴覚が養われ、
運動の感覚である随意筋が鍛えられ、そして、集中力が身に付き、
いろいろなことへ意欲的に取り組んでいきます。
「ごまをする」という活動の中にもたくさんの大切なことが含まれていますね。
また、料理という活動には、段取り、プロセスを覚えるという数学的頭脳の育成、
レシピを間違えずに読み、理解するという言語活動、
料理には、その地域ならではの食材や作り方があります、文化教育。
調味料等を入れると味が変わりますし、火を加えると固形が液体になります。
化学ですね!
多くの大切な能力が含まれております。
ぜひ、お家でもお子様と一緒にお料理を楽しんでくださいね。
育児講座では、お子様が自分で読めるように、
レシピをひらがな、カタカナ、数字だけで書きました。
3歳以上のお子様は、文字を読んで、その分量通りスケールで測り、
スプーンで器に入れるという作業にもとても集中して、楽しんでいました。
全部、お子様がひとりでできるようにレシピを作りました。
親子の触れ合い、そして、友達との交流も深められました。
① 胡麻をすります。
② 砂糖を加えます。
小さいお友達はお母様、お父様と一緒にスプーンを持って入れています。
隣で年上のお友達がスケールの数字を見て、教えてあげています。
自然と助け合いの心が沸き起こっています。
素敵ですね☆
③ 味噌を入れます。
④ 水を入れます。
水を入れたら、よく混ぜて、たれが出来上がりです。
次は、ご飯をおせんべい型に平たくつぶします。
丸い平たいおせんべい状のご飯が出来たら、
その上に先程作った味噌だれを塗ります。
たっぷりと味噌だれを付けたら、この後、200℃のオーブンで10分程焼きます。
焼いている間は、お話ししたり、お仕事してりして、楽しみました。
さぁ!焼き上がり!どんなになったかな。
第一声が「美味しそう!!」
わくわく感が伝わってきました。
大興奮!
「みなさんで一緒にいただきます!」
とても美味しく出来上がりました。
小さいお友達から大きい友達まで皆もりもり食べていました。
楽しい一時でした♪