モンテッソーリ活動(お仕事)の紹介

モンテッソーリ活動(お仕事)の紹介

カテゴリ:Frontier Global School

毎日、午前中はたっぷりモンテッソーリ活動(お仕事)をしています。

一般的には、いわゆる”遊び”と言われている子どもの活動をモンテッソーリ教育では、

「お仕事 = Work」と言っています。

大人にとっての”仕事”は、何等かの結果を出し、

それを社会に貢献してそのご褒美として報酬を得ることを言っていますが、

子どもの”仕事”は、自分の身体を作ることが「仕事」です。

自分の身体を作るスケジュールとプロセスは、

その子自身が誕生と共に内面に持って生まれてきています。

誕生した瞬間から環境に適応して生きて行くために、

その時、その瞬間に必要な活動をするように、

身体の中に持って生まれた内的教師 Inner Teacher に導かれて、

自分の身体作りを一生懸命行います。

子どもの活動に無駄はありません。

子どもの使命です。

しかし、大人の社会にとって困ることをしてしまうことがたくさんあります。

触ってはいけないもの、また扱い方等、ルールがたくさんあります。

大人の社会では、どうしても「だめ。やったらダメ。触ったらダメ」になりがちで、

子どもは一生懸命自分の身体を作りたくても、

作れる環境がなく、フラストレーションが溜まっていきます。

その為、子どもが自由に各々の決まったプロセスを全うする為に、

思う存分やりたい活動が出来ること、それがモンテッソーリ教育の活動=お仕事です。

子どものお仕事は、結果を求めてはいません。

プロセスが大切です。

もう十分満足して、もう身体に身に付いたと思ったら、次の仕事にかかります。

もちろん結果を褒めてもらえれば、嬉しくて励みになりますが、

褒めてもらうためにやっているわけではありません。

子どもはけっこうドライです。

集中しているときは出来るだけ、中断させず、子どもが自分でやり切って、

「もう終わり」と自分で決めるまで

とことん活動できる環境を出来るだけ作ってあげるとよいでしょう。

たくさん集中して、たくさん指先を使って、脳を刺激すると

いろいろな可能性が見えてきます。

子ども達が自分でいろいろな発見をし、

生き生きとどんどん伸びていく姿を見るのは本当に楽しいです。

 

今日は、最近のお仕事の様子を少しご紹介します。

絵の具を使って、絵画をしています。

子ども達は絵を描くのが大好きです。

特に絵の具は、水加減で色合いが変化し、

また色を混ぜ合わせて独特な色が出来るので、とても楽しい活動です。

縫いさしです。

実際の針を使って縫っています。縫いさしも大好きな活動です。

最初は、台紙の点に目打ちで穴をあけ、その穴に針を使って糸を通していきます。

たくさん、紙で縫いさしの活動をしたら、次はフェルトや布を使います。

ボタン付けも出来るようになると、ハンドメイドのバッグを作るお友達もいます。

自分で作った一点ものは格別ですね。

数のお仕事「赤と青の数棒」の小さいセットを使って、

1~10までの数の構成を楽しみながら視覚的に学んでいます。

目で見て、触って、声に出して数えて、そして書いてみることで、

身体にしっかりインプットされ、

これから出会う、奇数、偶数、足し算、引き算などの計算に導いていきます。

 

 

ごますりのお仕事をした後に、使ったすり鉢やすりこぎ等を洗っています。

洗いものも大好きです。とても綺麗に洗ってくれます。

 

容器の開閉のお仕事です。

蓋を開けたり閉めたり、子どもは容器の開閉やそれに何かを入れたり、

出したりすることが大好きですね。

大きな容器、小さい容器、また開閉の方法が違うもの等、

いくつかの種類を小さなバックに入れておきます。

お母さんの持っているお化粧バックのようなので、とても人気のお仕事です。

指先の訓練になっています。

 

鉄製はめ込み(Metal Insets)です。

言語活動の一つで、書く準備、練習です。

書く為の指先、手首の運動の他にも、図形、色彩感覚等も間接的に学んでいます。

図形によって、また色の使い方で、いろいろな形、模様が出来るので楽しいですね。

コーヒー豆挽きです。コーヒーを挽くには、手の力のみでなく、腕や肩も使っています。

上半身にしっかり筋肉が付いていないとわりと難しいお仕事です。

体幹を鍛えながら、嗅覚、聴覚も刺激されます。

そして、出来上がったコーヒーをお家の方に召し上がって頂き、喜んでもらうことで、

自己肯定感も育まれ、積極的にいろいろなことに取り組みます。

 

こちらは、ごますり。ごまもコーヒーと同じです。

力の入れ具合も必要なので、バランス感覚も養われます。

そして、嗅覚、聴覚、味わえば、味覚も刺激されます。

 

お仕事の教具を棚から机に持っていくという”運ぶ”という作業も

「運動」の目的が含まれています。

コーヒーミル等は小さい子にはけっこう重いので、

最初は、自分のやりたい場所、机に運ぶということだけでもけっこうな作業で、

よく落としたり、転んだりしていました。

しかし、毎日の積み重ねで、

日に日にみんな上手にものを運ぶことが出来るようになっています。

 

植物に水をあげています。

この時はトマトと枝豆の種を土に蒔きました。お水のお仕事はみんな大好き♡

お家で食べたスイカ、さくらんぼ、みかん、リンゴ、かぼちゃ等の種を

自分で土に埋めて育てているお友達もいます。

みんな自主的に行っていますよ。

最近は、マンゴーの種を持ってきたお友達がいて、みんな興味津々大注目でした。

じょうろに水を入れて、こぼさずに運ぶことも小さい子にはとても難しいです。

最初は、水の足跡が付いていましたが、

毎日やっているうちにこぼさずに運ぶ術を身に着け、

どんどんバランス感覚、筋肉が鍛えられています。

そして、環境への配慮、生き物、植物への思いやりの気持ちも育まれています。

 

お友達同士で、秘密袋のお仕事をしています。

感覚教具のひとつです。

同じ袋が2つあり、

袋の中には、いろいろな形、素材、大きさの同じものがそれぞれに入っています。

それを手の触覚だけで、探り当て、ペアリングを楽しみます。

最初は先生と子どもで行いますが、慣れてくると子ども同士で行うようになります。

ひとりが先生役で、もうひとりがこども役。

先生役が、「これと同じものを出してね。」というと、

子ども役が同じものを自分の袋から触って見つけます。

この時は、1つ出す度に、先生と子ども役が交代していて可愛かったです♡

 

 

色板Ⅲの箱です。

色の濃淡を学んでいます。

3原色から成り立つ色のグラデーションの並べ方を工夫しています。

色によってはどちらが濃いか、見る角度からも、光の当たり具合からも、

変わってくるので、けっこう難しいです。

”ちょっと難しい”というところが夢中になるキーポイントです。

色板Ⅰの箱は、赤、青、黄色の三原色が2枚ずつ入っています。

色板Ⅱの箱は、11色の板が2枚ずつ入っています。

どちらも同じ色を合わせるペアリングが基本で、

そこからの応用で部屋の中にある同じ色の物を探したり、色の名前を覚えたりします。

色板Ⅲは、同じ色はなく、ひとつひとつ違うので、グラデーションを楽しみます。

 

葉のタンスのお仕事です。

葉っぱの形状を触って、見て、学んでいます。

テラスで育てているトマト、かぼちゃ、スイカ、マリーゴールド、

ローズマリー、ミントの葉っぱをひとつ取って、同じ形のものを探しています。

部屋に飾ってあるバラの葉っぱにも興味を持ち、

「これはどれかな?」と自主的に探していました。

形の敏感期なので、いろいろな形に興味を持って、夢中に取り組みます。

 

お友達と一緒に、物の名前の頭文字とアルファベットを合わせています。

英語の言語活動です。

Frontierkids Global Schoolでは、

生活の中で英語に触れるチャンスをたくさん取り入れています。

いろいろな国出身の先生たちがいるので、

英語での会話も日常生活の中でたくさん耳にすることができます。

子どもの習得は本当に早いです。

「カメラで写真を撮るかのように瞬時に正確に記憶する」

とマリア・モンテッソーリ先生の言葉がありますが、ほんとにその通りです。

Speakingは小さい子にはまだ難しいですが、Hearingは素晴らしいです。

とっさに英語で指示されても、母語と同じように反応し、その通りに行動します。

また、英語で質問されても、簡単な言葉であれば、普通に英語で返答します。

すごいですね~!!

うらやましいです。

 

数のお仕事です。

掛け算をやっています。

ゲーム感覚で楽しく掛け算の仕組みを学んでいます。

すぐ近くでは言語活動をグループでやっていたので、けっこう賑やかでしたが、

それに影響されることなく、夢中になって取り組んでいました。

ものすごい集中力でした。

今の時期に、集中する体験をたくさんすることが

これからいろいろなことを学んでいく上でとても大切です。

周りが全く見えないくらい夢中になって

ひとつの活動にひたすら繰り返し集中して取り組むことを

「集中現象」と言います。

モンテッソーリ活動では、この”集中現象”がキーポイントでとても重要です。

 

「集中現象」が起きる環境作りを常に心がけ、大切にしています。

 

 

 

 


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