②アゲハチョウの幼虫観察~自然の厳しさを実感~

②アゲハチョウの幼虫観察~自然の厳しさを実感~

カテゴリ:Frontier Global School

7月7日、七夕の日。

はらぺこあおむしたちはさらに大きくなっていました。

みんな1日中、窓にへばりついて、観察を楽しんでいました。

みんな興味津々です。

観察しながら、発見したことを友達同士で話し合っています。

雨が時々止んだので、その時はテラスに出て、観察しました。

小さいカマキリも発見!

カマキリは英語で、Mantis ですが、

Praying mantis とも言います。

いつも両手がお祈りしているような姿だからだそうです。

フィリップ先生が教えてくれました。

あおむしの観察は、生物の観察だけではなく、

言語を学ぶチャンスにもなっています。

子ども達は、自然の中で、たくさん大事なことを学んでいます。

「こっちの方が大きいよ!!」

「ちがう蝶になるんじゃない!?」

とみんなで大きな期待に胸をふくらませ、わくわくしていました。

7月8日、順調にすくすく大きくなっていました。

むしゃむしゃ葉っぱをよく食べています。

      

 

上の方にカマキリの赤ちゃんがいます。

何か発見したのかな?

ありんこかな?

 

みんなで仲良く交代して、最前列に入って観察しています。

いれて~?だめだめ~

 

 

しかし・・・

残念なことに、

7月9日(木)の朝、

みかんの木には、3匹のあおむしの姿も、

カマキリの赤ちゃんの姿も

みんな無くなっていました。

子ども達は、

「どこにいっちゃったの?」

「どうしたの?」

と不思議で大騒ぎ。

おそらく、9日の早朝、鳥に食べられたのでしょう。

鳥たちも食べごろを狙っていたのかもしれません。

「鳥さんたちに食べられちゃったかな・・・」と話したら、

「え~どうして~かわいそう~」と言う残念な声が響き渡りました。

「かわいそうだね。

だけど、みんなも、鶏肉食べたり、豚肉、牛肉食べたり、

お魚食べたりしてるでしょう。

魚も、豚も、牛も、鶏も、みんな元気に生きていたんだよ。

でも、みんなが生きて行くためにお肉になっちゃったんだよね。

鳥もあおむし食べて生きているんだよ。

みんな他の生き物の命を食べないと生きて行けないの。

かわいそうだけど、

鳥たちが生きて行くために、あおむしは朝ごはんになっちゃったんだね」

というお話をすると、みんなとても真剣に聞いていました。

どのくらい感じているか、理解しているかはわかりませんが、

きっと何かは感じ取ってくれたと信じています。

今回は、まったく手を加えず、自然のままでの観察だったので、

最後は残念な結果となり、悲劇で幕を閉じることとなりましたが、

次回は、ちょっとだけ保護して、蝶になる旅立ちを見せてあげたいなと思います。

”生きて行くってすごく大変なことなんだな~”

”サバイバルだな~”

”生きて行きたくてもこうやって犠牲になってしまう命もあるんだ”

”命を大切にしよう!”

と「蝶になれなかった3匹のあおむしたち」が教えてくれた教訓を

心の片隅のフォルダにしまってもらえたらいいなと思っています。

いつか、何かのきっかけで、

この3匹のはらぺこあおむしたちのことを思い出し、

役立つ時がくるでしょう。

そして、生きて行くパワーの源のひとつになってくれることでしょう。

 

アゲハチョウは、年に4回卵を産む時期があるそうです。

10月に産んだ卵は蛹で冬眠して春先に蝶になります。

春先に産んだ卵は6月に蝶になります。

6月に産んだ卵は8月に、8月上旬に産んだ卵は9月末に蝶になるそうです。

ということは、

次回は梅雨明け頃かな?と思っています。

梅雨明け、また蝶が飛んできて、卵を産んでくれることを祈っています。

そして、

幼虫を餌とするカマキリもまたやってくるでしょう。

 


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