Ⅱ. アゲハチョウの幼虫観察~蝶になって旅立つ日を夢見て

Ⅱ. アゲハチョウの幼虫観察~蝶になって旅立つ日を夢見て

カテゴリ:Frontier Global School

Ⅰ. アゲハチョウの幼虫観察~Retry リトライ 

からの続きです。

 

9月13日

みかんの木が、あおむしたちの新居のアパートになっています。

   

うまくお引越しできたようです。

5齢幼虫のはらぺこあおむしと、もうすぐ5齢になりそうな4齢幼虫もいっぱいいます。

早く蛹になってくれないと、この様子では、新しい新居のみかんの木も葉っぱがなくなってしまいそうです。

 

9月15日

蛹になる前は、前蛹という形になり、蛹の準備態勢に入ります。

前蛹になる前の特徴として、身体の中にまだ残っている未消化の食物を全て排泄するので、下痢をします。

あおむしの糞はころころまるくて乾いた土のようなものですが、

もし、水っぽい下痢のような糞をしたら、それは、前蛹になるサインです。

黒く汚れた葉っぱがところどころにあるので、

どの子かわかりませんが、そろそろ前蛹になろうとしている様子です。

 

これが前蛹になる前の下痢です。

これがあおむしの身体から出てきたら、もうすぐ蛹の準備態勢に入るサインです。

 

ころころとした小さくて黒いボール状のものがあおむしの糞です。

5齢幼虫まではこのような糞をします。

下痢をしたら、もう食べません。最後の排泄物です。

 

 

9月16日

みかんの木は、とうとう葉っぱがほとんどなくなってしまいました。

オレンジの種の芽も間に合いません。

そして、外に置きっぱなしでは、せっかくここまで大事に育てたのに、

天敵に襲われて、蝶への旅立ちの夢がまた遠のいてしまいます。

ということで、お部屋の中へ植木鉢ごと保護することにしました。

みかんの木は、あおむしたちの糞の肥料で、また新しい若芽出てくることでしょう。

 

  

子ども達が蒔いたオレンジの種から出てきた小さい芽を

急遽みかんの植木鉢に植えました。

すぐに気づいて、上っています。

来年、再来年は、もっと大きくなってるかな?

楽しみですね。

しかし、それでも葉っぱは間に合いません。

さらに、急遽、柚子の木を購入。

お引越しが出来るように枝と枝が触れるように隣に置いて、

棒も渡り橋になるように建てました。

幼虫観察をしています。

まじかでじっくり観察できますね。

みかんの木をずっとお部屋に置いておくと、

太陽を浴びれず、育たなくなってしまうので、

今しばらくの期間限定です。

 

しばらくしてから様子を見てみると、

柚子の木にお引越ししているあおむしがいました。

サバイバル精神の強い子です。

ちょっと一安心。

しかし、お引越しできずに、命途絶えてしまった子もいました。

かわいそうですが、仕方ありません。

 

そして、この日の夕方、18時を過ぎた頃でした。

窓際のカーテンを閉めようとしたら、

なんと!

窓の上で、ぴくぴく動くものがいます。

蛹になろうとしている瞬間でした!!

蛹になる瞬間に遭遇できたのは、ほんとにラッキーです!

もうほとんど園児たちはお迎えが来て帰宅していましたが、

まだお迎えを待っているお友達もいました。

この瞬間を見れてよかったですね。

 

蛹になる瞬間を1.75倍速でYouTubeにアップしましたので、

どうぞご覧ください。

→ Chrysails:アゲハチョウの幼虫観察~Frontierkids Global school

 

約3分の動画ですが、実際のスピードでは、5分以上かかっています。

発見した時は、すでに最後の脱皮は半分以上は終わっていたので、

最後の抜け殻がポトンと落ちましたね。

幼虫から前蛹、そして蛹になる時のことを「蛹化」と言います。

 

蛹になる時は、ものすごくエネルギーを使うのだと思います。

以前、同じく蛹になろうと頑張っている子を見つけたことがありますが、

その子は、蛹になれず、命途絶えてしまいました。

その時もみかんの葉っぱが食べつくされ、後から生まれた幼虫たちは、

あおむし期間に葉っぱを十分に食べることが出来なかったので、

蛹になれませんでした。

また、幼虫は、とてもデリケートで、卵から孵った時に食べた葉っぱと同じ種類でないと食べない子もけっこういるそうです。

なので、葉っぱがなくなると食べなくなって死んでしまいます。

今回のこの子は、ちょうどみかんの葉がなくなる前に十分に食べきれたのでしょうね。

これも、運命ですね。

動かなくなりました。

 

 

9月17日

次の日の朝、蛹の殻も固まった様子です。

ひと安心。

さなぎ第1号!!

がんばって欲しいです。

今、この蛹の中では、劇的な変化がおきています。

あおむしの身体はいったん溶けてドロドロの液体状態になり、

10日から2週間かけて、だんだん蝶の身体に出来上がっていくのです。

生命の神秘ですね。

蝶になって旅立つ夢を見てるかな♡

 

この日は、子どもたちは、窓際にずっと集まって眺めていました。

10~14日くらいで羽化するので、

順調にいけば、

9月27~30日頃ですね♡

元気なアゲハチョウが誕生してくれることを祈ります。

 

 

9月18日

たくさんいたあおむしたちも、あと2匹になりました。

厳しい生存競争に勝ち抜きました。

実は、このあと、嬉しいことに、残りの2匹とも蛹になることが出来ました!!

 

この続きは、↓へ

Ⅲ. アゲハチョウの幼虫観察~好奇心・探求心を育てよう!

 

 


ページトップへ