年度の終わりが近づく中で、子どもたちの心にさまざまな変化が表れやすい時期です。生活の流れや学童での過ごし方にも慣れ、「自分の気持ちを分かってほしい」「自分の考えを通したい」という思いが、これまで以上に強くなってきます。そのため、友だちとの意見の食い違いや、ちょっとしたトラブルが増えることもあります。
こうした出来事があると、「大丈夫かな」「うまく過ごせているのかな」と心配になることもあるかと思います。しかし、学童で見られるこれらの姿は、人との関わり方を学び、自分の気持ちと相手の気持ちの両方を理解しようとする中で起こる、自然な成長の過程です。ぶつかる経験を通して、子どもたちは少しずつ「どう伝えたらいいのか」「どうしたら折り合いがつくのか」を身につけていきます。
学童では、うまくできたかどうかという結果だけでなく、「伝えようとしたこと」「考えて行動しようとしたこと」など、その過程を大切にしています。言葉が足りずに気持ちが先に出てしまうこともありますが、その一歩一歩が社会性を育てる大切な経験だと考えています。失敗や遠回りも含めて、子どもたちの学びです。
また、学童で頑張っている分、ご家庭では甘えが強くなったり、気持ちが不安定になったりすることもあるかもしれません。外では気を張り、周囲に合わせて過ごしているからこそ、安心できる場所であるご家庭で本音が出ることは、決して珍しいことではありません。学童と家庭での姿が違うのは、それぞれの場所で一生懸命過ごしている証です。
昨年4月から、日本人職員も英語で積極的に子どもたちと関わる取り組みを行ってきました。日常の声かけや遊びの中で英語に触れる機会を増やすことで、最初は戸惑いながらも、少しずつ耳が慣れ、言葉を理解しようとする姿が見られるようになっています。最近では、保護者の方から「家でも英語の言葉が出てきました」「意味を分かって使っているようです」といった声をいただくことも増えてきました。このように、学童での何気ない日常の積み重ねが、子どもたちの自信や世界を広げる力につながっています。2月は、「できたこと」だけでなく、「やってみようとした気持ち」や「挑戦しようとした一歩」に目を向けながら、これからもご家庭と一緒に子どもたちの成長を見守っていきたいと思います。
Frontierkids Global Afterschool
リーダー 蛯原