夏休みの間に、子どもたちはそれぞれに多くの経験を積んできました。旅行やお祭り、プールや工作など、普段とは違う環境での体験は、大きな刺激となり、子どもたちの心と頭に新しい種をまきます。その種は、秋を迎える今、少しずつ芽を出し始めています。学童では、この時期になると子どもたちの集中力や作業の持続時間が目に見えて伸びてきます。パズルやブロック制作では、最初に描いたイメージを最後まで形にしようとする姿が増えました。読書では、途中で手を止めずに最後まで読み切る子や、気になる箇所を何度も読み返す子もいます。工作では「あと少しだからやりたい！」と時間いっぱい粘る姿もあり、その表情は真剣そのものです。もちろん、思い通りにいかずに崩れてしまったり、間違えてやり直すこともあります。それでも諦めず、もう一度挑戦して完成させた瞬間の笑顔は、達成感と自信に満ちています。こうした姿勢は、一朝一夕で身につくものではなく、日々の積み重ねと環境があってこそ育まれるものです。ご家庭でも、お子さんが何かに集中している時は、そっと見守りながら応援してあげてください。「すごいね」「最後までやったね」という一言は、子どもにとって大きな力になります。そして時には、保護者の皆さんも一緒に遊びや工作に挑戦してみてください。親子で同じ時間を共有することは、お子さんのやる気をさらに引き出し、心に残る思い出となります。

　秋は、新しい挑戦と成長の季節です。これからも、一人ひとりが自分らしく輝ける時間を積み重ねられるよう、学童でも温かく見守っていければと思うばかりです。

Frontierkids Global Afterschool

リーダー 　蛯原