「モンテッソーリ教育」と「とうきょう すくわくプログラム」について

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「モンテッソーリ教育」と「とうきょう すくわくプログラム」について

 フロンティアキッズ曙橋分園でも、今年度より「とうきょう すくわくプログラム」を取り入れ、テーマを『自然』として調布市仙川にシェア畑を借り、年長さんを中心としながらお子さま達と活動しております。

(「とうきょう すくわくプログラム」は、すべての乳幼児の「伸びる・育つ(すくすく)」と「好奇心・探求心(わくわく)」を応援する、幼保共通のプログラムです。)

 

 「どうやって野菜は育つ?何を育ててみたい?育ったらどうしようか?」等々、数多くの疑問が生まれ、それについて話し合い、対話しながら探求が始まった活動となってきています。

 お子さま達は持っている知識から様々なアイデアを出したり、絵本や図鑑を用いて調べ、言葉で伝えたり他の子の意見を聞いたりしています。最近では、収穫できた夏野菜を使って調理さんにカレーを作ってもらい、夏のお楽しみ会で保護者の方やお子さま達、みんなで味わった事が記憶に新しい事と存じます。

これは、「この野菜をみんなで食べたい」「どうやったら食べてもらえるかな?」「夏のお楽しみ会でレストランにしようよ!」と言うお子さま達の声から実現した事です。

 当日は「フロンティアキッズ なつやさいレストラン」と命名したお店でお子さま達が店員さんになり、「いらっしゃいませ!」「どうぞ!」「おいしくたべてください!」と元気いっぱいに接客していましたね。

来られた方々との触れ合い(コミュニケーション)を楽しんでいる様子や、自分たちの発案で行動を起こし、実現できているからこその喜びや自信を持った姿がとても印象的でした。

「自分で考え、自分で行動し、成長していく」という主体的な姿を見せてくれたお子さま達。

モンテッソーリ教育での「自分でおしごとを選び、繰り返したり探求しながら自分で自分を創っていく」という『自己教育力』と共通する点もあり、どちらもこれから予測できない事も多いであろう未来を生き抜いていく為に必要な「非認知能力」を育んでいくものではないでしょうか。

 

 AMI(国際モンテッソーリ協会)本部でも「日常生活の練習」という分野のおしごとの提供においては、特に提示方法を統一せず、それぞれのモンテッソーリ教師に任せる方向に変わってきているそうです。どんな日常生活の練習が必要かはそのクラスを毎日みている教師に委ねられています。そこには、日々お子さまを観察し、新たに必要なおしごとを用意する教師のクリエイティブさが求められ、長年こうだったから…という事は関係なく、あくまでも「子どもが自立して動けるように」という目的が達成できるものを用意しなくてはなりません。

マニュアルに頼りすぎたり、誰かに言われて何かをするだけでなく、自分で考え創意工夫を楽しみながら主体的に生きていくという事を、お子さまと共に教師である私たちも実践し、日々精進して参りたいと思います。

 

 フロンティアキッズの特色である「モンテッソーリ教育を取り入れた保育」と「すくわくプログラム」をバランスよく行い、お子さま達の未来をより良いものにしていければと願います。

 

フロンティアキッズ曙橋分園

小林  かおり