2030年と聞いた時に率直にどう感じますか。私は凄く先の未来を想像してしまいます。ただ、後5年を切っているのです。近年様々な事が日々進化しており2030年を想像した時にワクワクと正直恐怖も感じます。
教育面でも先月文部科学省が次期学習指導要領の素案を発表し、「総合的な学習の時間」に「情報の領域(仮称)」が新設される事になりました。中学校でも「技術・家庭科」を分離し「情報・技術科(仮称)」が創設されるとの事です。
生成AIやSNSの普及により子ども達がデジタルの負の側面に晒されるリスクも増大しています。「情報」というのが大きなテーマになっており、様々な情報が交差する世の中で正しい情報をどう収集するか、研究学習やプロジェクト授業を取り入れる事で正しい情報収集の仕方を学ぶのが狙いとなっているようです。その他にプログラミング教育、生成AIの基礎知識・活用方法を学び、その後実際に作ってみる所まで取り入れられる予定です。
現在宿題などで使われているタブレットも、教科書のデータが全てタブレットに入り、タブレット一台で全て完結する事も検討されているようです。デジタル先進国スウェーデンなどではいきすぎたデジタル教育で基礎学力低下にも繋がったとの前例もあり、全てをデジタル化するには反対意見も多く、両者の利点を活かした紙とタブレットのハイブリットになると考えられています。様々な課題はあるものの確実にその時代に適した教育になる未来がくると感じます。
学童でも良き所は残しつつ、時代にあったものを取り入れてさらにより快適に過ごせる環境作りをしていきたいと思います。
早稲田フロンティアキッズクラブ
リーダー 樽見