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「コロナ禍の保育」

2022年6月

 子どものマスク着用について、先日政府の見解が見直されました。それによると、2歳未満の子に対してはこれまで通りマスク着用を推奨していないこと、2歳以上就学前の子どもについては、「個々の発達の状況や体調等を踏まえる必要があることから、他者との距 離にかかわらず、マスク着用を一律に求めないこと。なお、施設内に感染者を生じている場合などにおいて、施設管理者側の判断により、可能な範囲でマスク着用を求めることは考えられること。」とオミクロン株流行前の取り扱いへ戻すとのことでした。


 考えてみると、2年以上前から保育園の先生はマスクをしていて、子どもたちにとっては「マスクをしている先生」が当たり前になっています。日々のコミュニケーションで、私たちの表情が目でしか伝えられないことにはこちらもまだまだ違和感があります。食事の時間ではもぐもぐごっくん、はオーバーに口を動かして伝えてましたし、英語の時間も口元を見せて発音の仕方を示していました。中には、抱っこをするとここぞとばかりに大人のマスクをずらしてその下の表情を見ようとする子もいます。

 目だけで思いを伝えられるのは大人同士であって、子どもは大人の顔全体の表情を見て言葉を獲得したり、相手の気持ちを理解しようとしたりします。マスクをしたままの保育による弊害が少しでも減るよう、私たちは声の抑揚や身振り手振りをつけること、一緒に体 験し、感動を共有することを心掛けたいです。ぜひご家庭では少しオーバーなくらいに、表情豊かに接してあげていただけたらと思います。
 長引くコロナ禍生活ではありますが、その中で私たちも少しずつできることから挑戦していきたいと思っています。引き続き、ご協力お願い致します。

Frontierkids Preschool 施設長

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