~敏感期を知っている親の子どもは、幸せです~
コラム コラム

~敏感期を知っている親の子どもは、幸せです~

カテゴリ:コラム

                                   2018年8月 巻頭文

「敏感期」と言えば、モンテッソーリ教育のSignature(シグネチャー)とも言えるほど、
知らなくては語れないし出来ない、子どもの成長についてのキーポイントですね。
「敏感期」とは、もともとは生物学の言葉です。
生物の発育途中には、ある刺激に対して感受性が特に敏感になる時期があり、
それを敏感期と呼びます。敏感期にある生物は、その感受性を持って外界のことを盛んに学び、
環境に自らを適応させていきます。モンテッソーリは、子どもたちを観察して、
人間の子どもにも敏感期があることに気付きました。子どもが学ぶべき事柄には、
それぞれ学ぶのに適した時期があることを見出したのです。
敏感期の子どもに適した環境を用意すると、子どもはその豊かな感受性で、環境に盛んに関わり、
自分の能力を開花させていきます。
例えば、指先の運動の敏感期にある子どもは、身の回りにあるものを何でも引っ張り出したり、
ものをつまんで穴に落としたりする活動に熱中します。そうやって、目と手の協応性を身に付け、
指先を思い通りに動かす能力を習得していきます。
敏感期が終わると、それまでの熱心さは薄れていきます。
敏感期が終わってから同じ能力を習得しようと思っても、敏感期に習得するのに比べて効率は
下がります。「今、これを学びたい」という意欲が発現する時期に、子どもが学びたいことを思う存分学ばせることで、子どもは自発的に学ぶ喜びを知っていきます。

「敏感期」という見方を知ると、子どもの姿は180度違って見えます。
「この子は私を困らせることばかりしている」と見るのではなく、
「成長の為に今しなくてはならない大切な活動をしている」と捉えることが出来るようになるのです。敏感期を知らない親は、敏感期にある子どもが自分にとって大切な活動をしようとしても
「ダメ」と制止したり、大人の視点で選んだ活動を「これをしなさい」と子どもに押し付けたり
しがちです。同じことを何度もやるのも、大人の目には無駄なことに映りますから、
「もうやめなさい」とやめさせてしまうこともあります。内なるエネルギーにかきたてられ、
自発的に学ぶ経験が敏感期に十分できなかった子どもは、その後も受動的に学ぶようになって
しまいます。

一方、子どもの敏感期を知っている親は、子どもをよく観察して、「なるほど、
今はこの敏感期だから、こういう活動をたくさんすることが必要ね」と活動に没頭できるように、
子どもをサポートするでしょう。敏感期を知る親に育てられた子どもは幸せです。
そして、敏感期という視点で子どもを見ることで、親もまた、
「この子はどうして言うことをきかないんだろう」と思い悩むことから解放され、
親子共々幸せになれるでしょう。

子どもが育つための一番よい方法は、子ども自身の中にあるのです。
大人の役割は、子ども自身がやろうとすることに寄り添い、見守り、サポートすることです。
それが、モンテッソーリ教育の原点です。
この原点を忘れずに、成長の手助けを楽しみながら充実した日々過ごしていきたいと思います。

(引用:「自分で考えて生きる力が育つ12歳までのモンテッソーリ子育て」 野村緑著)  

                      フロンティアキッズ河田町 施設長 竹下克子

8月1日の花言葉 : 「希望 Hope」「常に前進 Always advance
            
誕生花    :
 ガーベラ Gerbera
西洋の花言葉 : 「cheerfulness(上機嫌、元気)」「beauty(美)」
花言葉の由来 : 花言葉の「希望」「常に前進」は、ピンクやオレンジといった明るい色の花を
         咲かせ、陽気な雰囲気を醸し出すその花姿に由来するといわれます。
花名の由来

19世紀末に南アフリカで発見されたガーベラ(Gerbera)。
その花名はドイツ人の医師および植物学者であったガーバー(Traugott Gerber、1710~1743)に
敬意を表して命名されました。
日本には大正初期に渡来し、当時その花姿から「花車」「花千本槍」と呼ばれていました。

ページトップへ